上司が先に帰るときの「お先ね~」「お疲れ~」という退社の挨拶に対してなんと返事を返していいのか考えてしまう人がとてもおおいですね。上司に対して適切な挨拶はなにか、万能に使える言葉とは、また上司との関係性のよっても違いますのでご覧ください。
上司が先に帰るときの挨拶は「お疲れ様」「失礼します」
就業時間を終えて上司が先に帰るときの挨拶は「お疲れ様でした」「失礼します」が多数派で無難です。
仮に上司が「さようなら」「またね」「先帰るね」「お疲れ~」などいろんな言葉を使ったとしても、万能な返しの言葉は「お疲れさまでした」「失礼します」です。
文句のつけようがありません!
また、上司といえども、あなたとの関係性によっても一概にマナーがなっていないということもありません。
ほとんど話さない上司の上司、直属の上司、フランクに話しやすい先輩上司などさまざまですから、関係性に応じて使い分けが必要ですね。
そんな中でも堅苦しくならず、フランクすぎないのも「お疲れ様でした」「失礼します」です。
友達のように接している先輩には仕事終わりにビシッと挨拶すると、とても好印象です。なぜなら普段は慣れ親しんだ中でフランクになり過ぎていても心の中ではちゃんと尊敬の気持ちを持っていますということを暗に伝えることができるから、「尊敬されてるんだな、舐められてるんじゃないんだな」と思ってもらえるわけです(*´▽`*)
「お疲れ様」と「ご苦労様」目上に失礼なのは後者
まずは2つの言葉の違いについてみていきましょう。『国語辞典』を引いてみるとこのように書かれています。
「お疲れ様」
相手の労苦をねぎらう意で用いる言葉。また、職場で、先に帰る人へのあいさつにも使う。「ご苦労様」は目上の人から目下の人に使うのに対し、「お疲れ様」は同僚、目上の人に対して使う。
自分より職階が上の人に「お疲れ様(でした)」を使う人が※69.2パーセント使う
「ご苦労様」
自分より職階が下の人に「お疲れ様(でした)」を使う人が53.4パーセント、「ご苦労様(でした)」を使う人が※36.1パーセントという結果が出ている。
(※文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」)
失礼かどうかというのはすべて受け取り方次第です。受け取る側がどんなマナーを学んできたか、何をマナーだと信じているか、それにつきるわけです。ですから、最初は万能に使える言葉を使い、周りの人の言葉をまねをするのがいいと思います。
それぞれの会社ごとにマナーや常識のような慣習があります。
私の友達で、面白い事例があったのですが、友達は地方銀行に入社して最初に変だなと思ったことは係長や課長などの役職に「さん」を付けないと失礼になると教わったことだそうです。
「役職にさん付けっておかしくない??」とずっと違和感があったようですが、半年も過ぎると自然になれてしまって、さん付けしないほうがかえって違和感があると言っていました^^
この役職にさん付けも実はおかしいんですよね。社外ならともかく社内ではあまり使わない会社が多数派です。
上司が先に帰るときのその他の言葉がけ
「お気をつけてお帰りください」「さようなら」「明日もよろしくお願いします」
これらの言葉を使うという人もいますが、それもアリですね。例えば上司が「さようなら」と言って帰られるのであれば同じく「さようなら」でもいいですし、「さようなら、ありがとうございました。」でしたら丁寧になりますので良いですね。
そのほかには、やはり周りの言動をまねする(社内のルールに従う)とか社内の先輩に直接聞いてみても気にしてくれてると思って嬉しいものです。
まとめ
挨拶にはお互いの関係性が非常にかかわってきます。
普段はほとんど話すことがない上司の上司、直属の上司、フランクに話ができる先輩上司、とさまざまです。ですから一概にこの言葉は失礼、マナー的にはダメ、一般常識から外れている などと決めつける必要もないです。
それに、目上に対してねぎらいの言葉はかけてはならないという昔からのマナーがありますが、これも最近ではタブーとされていない風潮になってきています。単純に「なんでねぎらったらダメなの?」という疑問が多くの若者の意見がでてきています。
時代とともにマナーや考え方って変わっていくものですよね。それが進化なのでしょうか。
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